相撲

相撲が今場所から変なことになっている。
力士がハッケヨイ残ったとたちあいすごい音でぶつかると審判や行司が待ったと止めたりする。
本場所の大勢の観客の前でだ。
これはいけません。
我々は稽古を見てるわけではない。
相撲を見てるんだ。
オーケストラが指揮者の振り下ろす指揮棒にあわせ音が出たとたんに誰かに止められているようなものだ。
音があっていないと。
手がつかないといけないらしい。
手が付いているかどうかより他に大事にしてもらうことがある。
横綱の白鳳の立ち会いに変わったり勝負の付いた後にダメ押しなどは手を付くことよりだいじなことだ。
いくら強くても人気は出ない。
勝てばいいだけの格闘技とは違う。
相撲は子供のころから近くに相撲取りがいて親近感がある。
またフルバンド時代によくTV収録で国技館へ行った。
人間は鍛えるとこんなにも大きくなれんだと感心した。
高校時代はさぼって青梅街道にあったブルーという喫茶店でモーニングを食っていると輪島や貴ノ花がやってきたりもした。
あの途中で止めるのを見てから急速に興味がなくなった。
そういう人が結構いるんじゃないだろうか。