クレオパトラの夢

普通このクレオパトラの夢という曲はGm(ジ―マイナーフラット2つ)で演奏することが多い。
が、原調はAフラットマイナー(つまりCフラットなのでフラット7つ)。
それを演奏した。いやさせられた。
不自由この上ない。
やりにくさ百倍。
とてもじゃないが思うようになど弾けっこない。
最初はあのバドパゥウェルだ。
たしかこれもベースはポールチェンバースだったはずだ。
どんな速いテンポだろうがどんな複雑なコード進行だろうが必ずソロ(アドリブ)をやってのけてしまうのがPC。
PCといってもパソコンではありません。
ポールチェンバースの頭文字。
コルトレーンはMr.PCという曲まで書いている。
多分コルトレーンのが10才位年上だったと思う。
ポールチェンバースは20歳前からジャズの第一線で活躍した。
マイルスデイビスの50年代の録音はほとんどこの人。
いとこのダグワトキンスもソニーロリンズのサキソフォンコロッサスで20才そこそこでまるで大人のようなプレイをしている。
ついでに言うと60年代のマイルスのとこのトニ―ウィリアムズは18才でデビュー。
アメリカとはそいうとこだ。
さらに言うとスタンゲッツは18才でデビューし、20歳でヤクチュウになったと本で読んだ。
年の瀬で”クレオパトラの夢”が覚醒させてくれた。
今日は水前寺邸で毎年恒例の持ちつき大会。
我々バンドさんは台所の一等席で、できたての総菜をつまみながら美味そうな酒を自由に飲む。(去年はそうだった)
先日の仕事の時の飲み会でチーターが頬ずりして記念写真を撮ってくれた。
その写真が送られてきた。
7才も上の彼女の方が肌も色つやも全然いいんだ。
すっかりおじさん顔になった私でした。