小宴会

一杯飲んで帰り風呂に入っていたら、幼馴染みのシンチャンから家電話へ。
息子が応対し着替えてすぐ出かけた。
ここふんよう亭はもう40年は通っている。
が、ここ何年かは足が遠のいている。
まず、売りだった甕で輸入していた紹興酒が変わってしまって、まずくなった。
料理も以前は驚きを持ってうまいなーと感じられたのが、なくなってしまった。
家族でもよく行った。楽しみのひとつだった。
いろいろあるんだろうが、普通であるならば3分の1の料金で済む天沼陸橋のたもとにある龍記でOKなのだ。
(まるで海の家で飲んでいるようではあるが。)
ふんよう亭の今の主人は私と同じ年で息子同士も同じ、そんなこともあり親しくさせてもらった。
南口駅前の今は三菱銀行の駐車場になっている、闇市の名残に最初店があった。
再開発(ここが一番遅かった)の対象になり立ち退きになって、今の場所に移った。
(結局開発されずに駐車場になっている)
荻窪は北口のルミネ、タウンセブンのあたりは随分最近まで闇市の名残のような商店街だった。
そして今バスターミナルになった阿佐ヶ谷寄りの闇市はつい2,3年まであった。
北口エスカレーターを上がってすぐ右側の”鳥もと”はいつも、昼間から混んでいた。
テレビにもちょくちょく出ていたラーメン屋、果物屋など30数年かかった裁判で判決がおりて、クモの子を散らすようにいなくなった。
結局国鉄の土地に勝手に店を出したと、断定された。
そのシンチャンもここふんよう亭が気に入っていたが、私と同じような感想をもっている。
もうひとり高校時代の同級生のK君。
彼はここにもたびたび登場する、例の伊豆水軍の雲見の領主の子孫。
今でも雲見温泉はかれの個人所有だし、本当は雲見の浜も彼の所有らしい。
今は日本から出てバンコクに住んでいる。
なぜかって?
タイ人の奥さんをもらったから。
そして還暦にして初めて父親になった。
今回は急な来日だったらしい。
K君の実家は荻窪にありその処分をまかせていたが、今回売れたということで急遽手続きのため来た。
シンチャンとポールの日本公演の話で盛り上がり、ついついお変わりが増えてしまった。(この時はサッポロビール
K君とシンチャンは私を通して知り合ったが、とても仲良くなった。
二人とも共通点がある。
奥さんが外人ということだ。(シンチャンは奥さんがロシア人)
ちなみにシンチャンは50才で父親になった。
そんな二人と少々盛り上がりすぎて、飲みすぎてしまった。
いかんいかん。