CD

3月にスタジオ録音したMMO(MUSIC MAGIC ORCHESTRA)のCDを主催者である内山有希夫が自ら我が家まで届けてくれた。
制作の現場からトラックダウン、マスタリング、CDジャケットのデザイン、キャラメル包装、印刷、プレス、時間がかかる。
やっとここで日の目を見る。
大変な労力だ。
偶然なのだが同じ日に郵送で封書がふたつ。
一つは私がCD YAH MADE A KILLERのベーシックを録音したスタジオから。
サウンドクル―という会社の社長からだった。
当時桂銀淑のバンドで仕事していた、そこでローディーが楽器セット、ばらしなど全部やってくれていた。
ギタリストは使うギターも3本はあるため、チューニングなどもやってくれる。
この会社はスタジオでのレコーディングからこのようなローディ―、機材の調達、楽器の管理なども行っている。
ツアーに音楽的に必要なもの全般を扱っている。
そんな関係からこの会社を知った。
私は当時社長に直接電話して、2日間のスタジオ料金のダンピングとピアノの調律をお願いし、無理やりOKをとり付けた。
その若い社長が自社ビルを建てたという案内を送ってきた、大したもんだな―。
もうひとつはそのCDのジャケット印刷とCDプレスをお願いした会社から。
こちらも時代にしっかりついていっていて、新しいことをやるならお任せを!
なんだかけつを押されているようで、穏やかではない。
しかしなんと言っても音だ。
バランスのとれたサウンド、個々の音これに尽きる。
この音を決定するのは自分だ。
人さまに聞いてもらうことを思えば、ハードルを下げても50%の人がイイと言ってくれなければならない。
私はPCの打ち込みとかはやらないので、自然な生音を生かしたサウンドを適正なレベルで仕上げたい人。
一世風靡したレゲのダビング手法などよりも、実際に繰り広げられる音楽を忠実に録音していく。
最後の仕上がりをある程度想像しながら各パートを録っていく。
思えば気の遠くなるような作業が続く。
下書きの作曲段階からすると大変な時間がかかる。
と言ってもベートーベンの交響曲第九などにくらべれば屁のようなものだ。
合唱までついていて、しかもオーケストラもかなりの人数。合唱団は100人は超えるだろう。
私には ROLL OVER BEATHOVEN などとR&Rで歌ってしまうような勇気はない。
イイ曲だが。(BEATLES GEOGE HARRISONが唄っている)
そんなこんなでまた考えることが増えてしまった。もう一枚何とか作らないと。
明後日は帝国ホテルでチーターのディナーショー、今のところ雨予報。
私は地下鉄でDOOR TO DOORみたいなもんだから、気が楽ではある。
そして翌日はMUGEN。
帝国ホテルに泊まってそのままMUGENへ。
んなわけないよな。