エンタメ

9月の長ーい風邪引き期間に長ーいエンタメ小節を読んだことにより、読書癖が呼び戻された。
その後も旅には必ず文庫本を持ち歩き、時間があれば読んでいる。
何よりも若い時分と違って寝たら朝までとはいかない。
思わぬ、とんでもない時間に目が覚めてしまうことがある。
まだテレビ放送も始まっていない時間。
部屋の明かりを全部点け、めがねを取り出し、本を読む。
私は太陽光でしか裸眼で見えないのです。
もちろん老眼鏡。
村上春樹の後は百田尚樹
モンスター、永遠のゼロと読んだ。
永遠のゼロは電車や新幹線、飛行機では読めませんでした。
人前だろうと涙が勝手に出てしまうのです。
さすがベストセラー。
累計で250万部も売れているという。
しかもこの年末には映画が公開される。
この映画はとてもじゃないが見れない、泣くにきまってる。
戦争は知らないが、小さい頃から傷痍軍人などを街で見ていた。
その国のために戦って傷つき、戦後は町で物乞いをしている姿に対して、それなりの納得する考えを自分の中で持っていた。
戦争に対する意見はあるかもしれないが、この永遠のゼロは読み物として、純粋に面白かった。

百田氏はこの映画のできに満足しているらしい。
氏はテレビの構成作家をしていて、最近小節をかきはじめたらしいが、エンタメはお手の物だ。
テレビ業界でさんざん鍛えられたのだ。
モンスターも映画化されたがまだ見ていない。
この小節も面白かった。
ただ映画はやはり見ない方がいいかもしれない、と思っている。
微妙なテーマがあり、勧善懲悪の分かりやすいものとは違う。

旅先のホテルと言わず、家にいても、変な時間に本を読んでいる今日この頃です。