ポール

いよいよポールマッカートニーが来る。
私の音楽的初恋はまさしくビートルズだ、いつもここに書いている。
今日、明日とジャズのライブだがジャズメンの音楽的初恋はおそらくアートブレイキー以降のジャズだろう。
その当時ファンキージャズブームがあって、豆腐屋の兄ちゃんまであのラッパで吹いていた。
アートブレイキーで、ん?となりその後ハードバップまで戻ったと推測。
もちろんブルース形式を基本としたファンキージャズも聞いてはいた。
だけどやっぱりビートルズに心を奪われていた。
親しいミュージシャンには俺のジャズは後付けだから、といっている。
今晩一緒の袴塚は最初からアイドルはウィントンケリー、レッドガーランド(ジャズピアニスト)だったという。
今朝の朝日新聞でポールはインタビューに答えて、一番好きなのはHEY JUDEだといっている。
この曲は私もとても好きだ。
普段ギターなど弾かないが、打ち上げなどでギターを弾いてみんなの前でHEY JUDEを歌ったり、最後のリフレインのラララをみんなにかなりたくさん歌わせたりして、盛り上がったりすることもある。
つまり覚えているのだ、体が脳がコードと歌詞を覚えているのだ。
酔っ払っていなければこんなことはしないが、或いは恥ずかしくてできないが、素面だろうが酔っていようがスラスラとよどみなく行く。
つまり後付けのジャズは私の脳がすぐに容量が一杯になって、覚えるたびに何かを捨てている状態。
しかし袴塚は私がビートルズを覚えているように、ジャズのスタンダードをおぼえているのだ。
私は長ーい回り道をしてるようだが、今の自分を受け入れてもいる。
そしてポールのLONG AND WINDING ROADもだいすきなんだ。
何日か前のポール来日に関する記事に、複雑な和声で美しいメロディーを書くのは秀才、単純な和声に簡単なメロディー、尚且つ奥行きと深みが感じられるのが天才だとあった、もちろんポールの曲のことだ。
よーくわかっていらっしゃる。
さー今晩の銀座 MUGENはどんなか楽しみだなー!