ポプラ

本日旧知の歌手ポプラのライブが地元大塚のレストランである。
ということで昨晩彼女の携帯に見に行きたいと電話した。
残念ながら立ち見も含めてSOLD OUTとのこと。
いたしかたない。あきらめよう。
私がポプラを知ったのはその昔TBSで、たしか土曜の夜やっていたSOUND IN Sという番組でだった。
その時にこんなにちゃんとした歌手がいるんだ、こんなに上手い人がいるんだという驚きと歓喜だった。
それまで演歌、歌謡曲ふくめてこれと思う歌手は見当たらなかった。
その時ブレイクしたのがタイムファイブだった。
タイムファイブもその後数年にわたって伴奏することになるとは夢にも思わなかった。
渡辺貞夫阿川泰子、タイムファイブなんていうジャズフェスもあった。
たいがいは小さめのクラブ、ライブハウス、ホテルなどだった。
こちらも室内楽的音量がよく、美しいハーモニーでだいぶ楽しんだ。
しかしポプラと一緒に出来る日がこようとは。
最初はフルバンドでアレサフランクリンの歌うI CAN'T TURN YOU LOSEなどのパンチの利いた楽曲が多くびっくりした。
まあその頃は息子のお気に入りのアメリカテレビアニメ、チップ&デールの日本語テーマソングを歌っていたから、リズムのノリの良さ、英語の発音のよさなどは、織り込み済みだった。
その当時はヨドバシカメラのCMソングも歌っていた。おーたまじゃくしはかえるのこー、なまずのまごではあるまいなーとやるあの歌をまあるいみどりのやまのてせん、真ん中走るは中央線。
息子などは幼さの残る声で、あのチップデールの歌歌っているお姉ちゃんとやるんだ、すごいなーとはしゃいでいた。
そして本番当日握手してもらって有頂天だった。
その後も何回も弾かせてもらった。
ジャズありミュージカルあり、ロックあり本当に幅が広く、これぞ本物の歌手と実感した。
自分の持ち歌さへちゃんと歌えない歌手が多い中でオリジナルも含め、相当なレパートリーがある。
その出身地である足利で盛大なコンサートもやり、一度なんかはバンマスにされたことさへ。
エレキ、ウッド、コーラス、指揮までして、大変なことだったが、楽しかった思いがある。
ここ数年連絡とらなくてお互いの近況などを話しているうちに、1時間余りがすっとんでいき、必ず電話するので遊びましょうと言って電話をきった。
遊びましょうの裏に音楽でも遊ぼうとひそませたのは、通じただろうか。
打てば響くほどの勘のいい人だからピンときているでしょう。
楽しみにしていますよ。