横綱

あの何回もずっこけた稀勢の里横綱になった
私だけではなく多くの人が裏切られたと感じていたようだ
時には贔屓の引き倒しのような言動もあった
でも本当に良かった
静かに涙するとこもとてもいい
プレッシャーに弱いだのここ一番という時にいつも負ける
一体いつになったら強くなれるのか
とみんなが思っていた
しかし相撲協会の事情もありすんなりと横綱になった
たしか貴の花の時は必要充分な条件がそろっていたのに見送られた
15才で角界入りしたのはこの人の他にもう一人だそう
小さい頃から相撲取りは見慣れている
海雲寺近くの肉屋では八の日という特売をしていた(8日18日28日)
そういう時は必ず末っ子の私がお使いに行かされた
すると双子山部屋のふんどし担ぎが来ていてロースかつ50枚とか買っている
すごい待たされる
じりじりする
でも卵の衣をまとった分厚いロースかつは実にうまそうだった
天沼陸橋近くの花籠部屋から横綱若乃花が独立しておこした部屋だ
その若乃花の化粧まわしをするという
一場所でも多く勤めてほしいもんだ
ガンバレ稀勢の里