民主主義、多数決、選挙

先日の新聞記事に多数決について書かれた例を読んだ
ある5階建てマンションでエレベーターを設置しようとなった
費用の分担をするためアンケートをとった
1階の住民は我々は使うことがないのでエレベーター設置には反対であると
それを聞いて再度多数決をとった
結局1階の住民が費用の全額負担をすべきであると、多数決の結果が出た
そういう話だった
多数決の矛盾
先日の英国のEU離脱は世界中にショックを与えた
すぐに400万人の署名が集まり再投票をと請願した
何よりも思慮深い英国人というイメージだったのにと誰もが思ったはずである
そして驚いたことに投票終了後にEUって何、EUってどのくらいの国が参加しているの?
などをググった数が飛躍的に増えたらしい
まして離脱派の先頭を走ってきた人達はそろって飛び降りてしまった
しかも投票後に掲げていた数字(金)は間違っていたと
あとのまつりである
しかしである、米、英、日で突入したイラク戦争の参戦は間違いだった
と、過去をちゃんと検証している
13年もかかったとはいえ
日本は小泉時代の検証さえもしていないし、過酷事故の福島原発の検証も行っていず、原発を推進している
日本の民主党民進党)はかつての首相の無能ぶりに人々がダメの烙印を押してしまったことに気付いていない
国民はあの人たちは無能であると決め付けた
アベノミクスがうまくいっているという阿倍さんは消費税上げの延期を決定した
うまくいっているなら増税すべきなのに
そして国民に信を問うと選挙
これはあくまで参議院選挙なんである
議席の三分の二を確保したら憲法審査会を動かしていきたいと阿倍さん
その後勝手に解釈を変えた安保法関連と憲法改憲の結果再度戦争へ
それでもその後起こるであろういざこざの検証さえできないのだ
阿倍さんは先の大戦は正しかったとしている
そして戦後レジウムからの脱却ともいっている
5年前の福島どころか1945年に終わった第二次世界大戦の総括さえできていない
明日は選挙だ
棄権することは両手をあげて現状に降伏することと考える
私は赤坂へ行く前に投票所へいきます