ジビエ&ライブ&飲み会

週末息子が在宅時最近よく料理し”ツマミだよ”と出してくれたりする。
もう5、6年になるだろうか。
各種免許取得しシーズン中数回鹿、猪などの狩猟に出かける。
話によると息子は猟友会の人に協力して下働きをしているそうな。
仕留めた獲物は山で解体し麓まで担いで降りる、その運搬が主な仕事だそう。
なんせ高校時代アメフトで鍛えてあるから力仕事はお手の物。
先日新聞にも特集記事で出ていたが、仕留めた獲物は早いうちに解体しないと自分の血液で身が焼けてしまうらしい。
なかなか麓にも解体屋がなくやむなく山に埋めてくるのが多いと書いてあった。
その鹿肉をローストしてMUGENでメンバーに食わせるから頼むとお願いした。
MUGENのスタッフもメンバーもお客さんも”おいしい、こんな肉肉しい肉最近はなかなかない!”と大評判。
彼は山で狩もするが畑で農業もしている。
自然に触れると細胞が活性化されるのだろうか。
その鹿、猪を最近AMAZONで購入したスモークポッドでスモークしたりもしている。
チーズなどはまるで別もんになる。
しかし彼がこれを使うと家中が煙臭くなってしまう。
しかもひどい花粉症だからこの季節窓を開けて空気の入れ替えは犯罪行為になってしまう。
自分専用の空気清浄機を自室で抱くようにしている。
いないときに密かにフルオープン。
暫らくそうしておくとだいぶ煙臭さが取れる。
そしてライブに同級生のI君が来た。
忙しいのに日曜日のこの時間にわざわざ来てくれた。
そして当然のようにO君のボトルを飲んでいた。
私は自分の演奏チェック用にICレコーダをとあれだけ用意したのに家の机の上に忘れてきた。
5人の歌い手さんがきた。
袴塚の出番だ。
すごいな、その場で渡された譜面を見て、あっという間に最適なイントロを構築してしまう。
私もイイ気持ちになって”ALL THE THINGS YUO ARE”を。
この日はいつもと違って”飲むぞ”光線びしびしに発していたI君。
帰りがけI君が二郎さんやヒロに向かって”今日は徹底的にこいつと飲むから”と言ったら二人とも”YEAH”と笑顔で送り出してくれた。
銀座から南阿佐ヶ谷まで行き、中杉通りを阿佐ヶ谷の新福来まで歩く。
先日キャベツの会でお邪魔したばかり。
カタ焼そばと餃子をビールで。
そのあと行きたいと言っていたジャズの吐夢へ。
相当酔っ払ったI君が突然O君にメールしろと。
私は酔った勢いでメールしてしまった。
(3バカ集合になっちゃう)
いつもの音楽談義やクラプトン考やら山の話やブルースの話しやらしていた。
そのうち酩酊したI君は突然帰ると。
それもそのはず、正午位からさまざまな酒を飲んでいる。
いつもO君のボトルを飲んでいるから入れておこう。
この辺がえらいなあ、酔っ払ってはいるが友達への配慮を忘れない。
すったもんだして電車で帰り、Oくんにメールしたら危うく電車に乗るとこだった。
これでO君登場していたらもっと盛り上がったと思うと、危なかった。
正直なところ。
酒飲むのは基礎体力のあるなし。
山で鍛えているあの二人にはかなうわけがない。
私は少年時に少し鍛えたわずかばかりの貯金で飲んでいるだけ。
そうそうこれからの季節新緑の季節。
I君が山で1本の木を指さし、見ろ熊谷あの木の新緑を!
あの木を見ただけでも山に来た甲斐があったよ!。
それからは私も若葉が芽吹いた木を見るとI君のことを思い出すようになった。
人生のようでもあり生命の息吹でもあり自然の力でもある、日常を超越した何かを感じるようになった。
そんなわけで私もすんげー酔っ払いました。
ちゃんちゃん。