映画ロイヤル コンセルトヘボー 観てきた

ロイヤル コンセルトヘボー オーケストラがやって来た
渋谷のユーロスペース
このオケはオランダのオケである
オランダ語はあまり聞いたことがない
新鮮だった
そして一言でいえば面白かった
心が洗われる感じ
映像も編集もとても良かった
人々にとって音楽は必要不可欠なものであるとこの映画は断定している
昨年みたセッションとは正反対のコンセプトである
ロイヤル コンセルトヘボーはウィーン、ベルリンと並ぶ世界3大オーケストラである
なんせコントラバスだけでも8人もいる
楽器は予備も含めて9台を同じ作りのハードケースに入れ運搬する
いかんせんヨーロッパの人種迫害を避けて通れない
しかし必要以上には露出しない
南アフリカの弦楽器を子供たちに教えている黒人の彼はユダヤ人に教わった
白人は相手にはしてくれなかったのだ
それでも子供達に楽器を持たせ初歩から教えている
その子供達のバンドはスティールドラムをメインにアフリカンリズムで楽団員を迎える
なんと神々しいのだ
練習はするんだろうがあの体の動きのままスティールドラムを叩けば超リズムのいいノリのいい音楽が出来る
あの子供達に混じって一緒にできないもんだろうかと真剣に考えた
或いはブエノスアイレスでは友達のケーキ屋に楽器を持って行き二人でバッハのヴァイオリン曲を弾く団員
当たり前ながらそのケーキ屋の彼女は涙を出して感動している
コンサートには行けなかったのだ
帰国する日にサプライズ訪問
或いはタクシー運転手の彼は日に12時間タクシーに乗っているため車ではクラシックを聞いている
自分がダメにならないように音楽が助けていてくれると
そして彼はコンサートに行き感動する
或いは
いやもうよそう
せっかく高潔な気分を味わったのだからこのぐらいにしないと
いい映画を見た