エスぺランサ スポールディング

かねがね注目していたエスぺランサがバンドを始めた
エミリーズD+エヴォリューションというバンド
今まではブラスをたくさん入れたRADIO MUSIC SOCIETYというまあこれもバンドだった
ジャズ色が強くインプロビゼーションも長く強かった
リズムも和声も複雑でウェインショーターを16ビート変態パターンで演奏し且つ歌うという感じだった
しかし今回はどうだろう
あのいつも一緒だったピアニストとも別れ(他のメンバーがトラをいれても彼だけはいつもいた、サウンドの大半は彼が背負っていた)
ギター、ドラム、ベースにバックコーラスといういたってシンプル
リズムもビートを利かしたロックっぽいものへ(いろいろなアイデアが盛り込まれている)
しかしベースライン、メロディーラインは今まで通り複雑
ルックスもまるでプリンスのようでしかも歌いながらベースを弾き尚且つ今回は踊る
新たに5弦ベースを取り入れている(ウッドは封印)
こちらはちょっと見た目ではスル―ネックで下に低い弦を足している
当然フレットレス
今までのムスタングベースも使っていて(こちらもフレットレス)曲によって使い分けている
デジタルディレイでホールドしたようなギターリフ(こちらは実際に弾いている)からはじまり予想を裏切るリズムパターンへ
ここでやられたと思わせる
バンドリハーサルもたくさん積んでいるようだ
でもバックコーラスの女性はトラを入れている
黒人の太ったお姉さんと金髪小柄のギター(レスポール)を弾く娘
なんとなくこの白人の娘がレギュラーのような気がする
エスぺランサは成功したにもかかわらず進化し続けている、すごいじゃないか
見習いたい
しかしアップライトピアノを弾き語りしている時のベースは誰がひいているのだろう
ステージ上にはいない
またこれがうまいんだ