思いつくまま

今モーツワルトのバイオリン協奏曲を聞いている。
ほとんどがトニック、ドミナントの動きでできている。
エネルギーや生きる喜びに満ちている。
彼の少し前、バロックの時代にたくさんの作曲家達により和声が確立された。
その頂点がバッハ、12平均律が確立されバッハは平均律クラビーァを出している。
12音を起点とする長音階すべてとその平行マイナー(短音階)12すべてに曲を書いている。
それまでは純正律に調律された鍵盤楽器とすでにフレットをもったリュートビオラダガバンバの合奏において音律の不一致を演奏者は感じていた。
オクターブを12音に平均化することに数学的にトライしていたのは、中国では西暦440年代にその考え方が記されている、日本でも中根さんと言う人が1690年にオクターブは12乗根に開きと平均律の概念を記している。
バッハもグレングールドなどによって近年再確認された。
モーツワルトは誰が演奏しようがそのエネルギーがよみがえっている、まさに天才的なのだ。
限られた和声転換にも全くマンネリなどは感じられない。
その点では私のすきなベーシストのリチャードボナとも通じるところがある。
ある制約の中での発想、アイデア、リズムなど尽きることない。
このドレミファソラシドという音階はイタリアから生まれてヨーロッパに広まった。
人種のるつぼであるイタリアはアラビア音階やスパニッシュモード、オリエンタル音階、はたまたアフリカでの今でいうブルーノートを含む音階などとは違った奇跡的音階を作り上げた。
日本はその当時はどうだったろうか。
声明などに影響された抽象的表現が出来ていただろう。
終止感のない延々と続くやつだ。
そう言えば今日のニュースで日本人のルーツについてやっていた。
アフリカから起源のY染色体は現在分かっているだけでAからTまで20種ある。
アフリカはA4番目のDを日本人の約3割が持っている。
その分布はパキスタンの山間部、インド洋のアンダマン諸島、と日本だけだそうだ。
このDをもっていたのが縄文人
その遺伝子を今も持っているんだそうだ。
アフリカで人類が誕生し東へ進むグループのなかでD染色体を持つ人々は駆逐され先の地域だけにに残った。
ちなみに中国、韓国の弥生系のY染色体はOのグループだそうだ。
あすはMUGENのジャズライブだが朝一でSLY STONEのドキュメンタリー映画を観て来ようかとおもっている。
SLY STONEはラリーグラハムが所属していて、世界で最初にチョッパーベースを録音した。
おなじみの”THANK YOU”だ。
昨晩なでしこJAPANの親善試合を観ていた。
前回のW杯の決勝は旭川のホテルの部屋で飲みながら観ていた。
なぜだか感動して涙が出てしょうがなかった。
一つには今までの試合でも勝って、ピッチを横断幕を持って手を振りながら一周していた。
その横断幕には世界中の友へ、東北大震災へのサポートありがとう、という内容が書かれていた。
晴れやかな笑顔でそれをもち歩く姿はまるで純粋なこどものようでいたく感動した。
そして自分達以前に先輩がガンバってくれたおかげで今があると。
彼女等はかわいい、ルックスだけではなく、いわばボクサーが世界戦を戦い、それまで思い切り殴りあっていた相手に終了のゴングがなって、抱き合ってお互いの健闘をたたえあうという、すがすがしさを感じる。
並のレベルの一段上の境地にいる。
当時はバルセロナのようだと絶賛されたが、世界中が日本を研究し、打倒日本を目指して血眼になって挑んでくる。
また来月から楽しみだ。