レコーディング終了

2日間のMUSIC MAGIC ORCHESTRA WITH STRINNGS のレコーディングが終わった。
ここアバコスタジオは何回も仕事で来ている。
が、久しぶりなので右左が分からなくなった。
おそらく前は駐車場に係りの人がいて案内してくれたんだと思う。
今は誰もいなくて少し不安。
古い建物だしここはキリスト教の拠点なのだ。
場合によっては廃墟にも見える。
今はこのアバコとキングの関口台の二つしか大きなスタジオはないんじゃないだろうか。
帰りは諏訪通りと早稲田通りを混同したりしたが、少し土地勘があるので結局高田馬場まで歩いた。
我々のスタジオは301 一番大きなスタジオ。
隣の302はテイチクレコードの音録り。
303はちびまるこちゃんの音録り。
ロビーは出演者でごった返している。
そんな中録音が始まった。
ストリングス連中は弓のアップとダウンを逆にするとフレーズが華やかになるよ、とか言いながらアカデミック。
私達リズム隊はもっとハードに重たいグルーブでなどとまるで土方。
そしてあっという間に全8曲録音の2日間が終わった。
第一感はストロングないいリズムと音で弾けたということに満足。
やっぱりフラットワウンドの弦に変えたことと、弟子のFODERA製プリアンプ使用が大正解だった。
プレイバックをスタジオのシステムで大音量で聞いていると、サウンドの半分はベースが占めている。
締まったイイ音(自画自賛)が底辺を支配している。
サウンドが安定する。
イタリア女も参加、これがスタジオデビューとなった。
ボサノバっぽい曲でリアレンジしながらシンプルに弾いた。
とてもイイ感じで録れた。
スタジオで弾いているといつも思うことがある。
私にスタジオの仕事が向いているのではないかと。
オンステージより1曲ずつの一発勝負のが向いているのだ。
逆をいえば集中力が続かないとも言えるが。
やるだけのことはやった。
あとは仕上がりを待つだけだ。
楽しみ楽しみ。
それにしてもピアノの堺君は本当に素晴らしい。
私のNO1お気に入りのピアニスト。
私のアルバム YAH MADE A KILLERのCDにももちろん参加してもらっている。
あのセンス、タッチ、音色、リズム、忙しいわけだ。