W杯終わった

日本は予選敗退。
選手は皆批判を覚悟しているみたいだった。
全員がW杯優勝と言ってきた。
いつもまるでロックスターのような会見をしていた。
責める気はない。
イタリア、スペイン、イングランドも敗退するところがW杯なのだ。
今ではヨーロッパ、イギリス、のプロチームで活躍する選手たちがたくさんいる、昔では考えられない。
レベルも上がって、意識も向上している。
ひとつ気になったことがある。
ヨーロッパ各国のチームに必ず黒人がいる。
なぜスイスに黒人?
陸上球技において黒人の優位性は誰でも認めるところ。
100Mを走ってウサインボルトには勝てない、マラソンケニアのキプサングが2時間3分23秒で走ると、だれも勝てない。
基本的に黒人の持つ筋肉が違う、比重が重たいのだ。
このことは音楽にも言える。
現在の世界中で発信されているポップスは黒人のリズムが元になっている。
2拍4拍でスネアドラムを叩くやり方は黒人の専売特許。
そういう意味ではAKBも大きくひっくるめると、同じなのである。
音楽においてのリズム、グルーブは黒人独特のものがある。
さらにベーシストでいえば、思い出せるのはウィルリーとジャコパスト―リアスの弾くリズムはは実に黒人ぽかった。
もちろん二人とも白人だ。
専門的に言うと、音の立ち上がりが早く次の音が出るまでが長くその間隔の間にノリが入る。
つまり黒人の歩き方のような動きが、弾かないところに感じられるのである。
立ち上がりから次の音を出すまでの音価が長いと、ポジション移動も瞬時に行われなければならない。
私が今演奏しているJAZZもまさしく黒人発祥のリズムである。
先日ここでも書いたGIANT STEPSなる曲は、バカッ早といわれるが、黒人の演奏を聞いているとそんなに早く聞こえない。
実際は早い、ノリが大きいのだ。私が弾くとせっついていて、ノロい。
究極的にこの部分は埋められそうで、埋められない。
黒人のMUSICIANと演奏していると、その間上達していると錯覚する。
サッカーもこのような問題を抱えているように思える。
まねをしていても越えられない。
独自性、自分のオリジナル自分の考えるサッカースタイルを身に付けなければならないと思う。
そして黒人チームと日常的に試合することも、いいかもしれない。
ここに黒人を越えられるかもしれない選手がいる。
メッシだ。
メッシ(アルゼンチン)はほとんどゴールをはずさない。
しかも白人である。
さらには、成長ホルモン分泌障害をかかえ、投薬なしでは成長できなかった。
日本にもメッシのような選手が出てくることを期待したい。
世界有数の日本人ストライカーの出現を見守りたい。
そしてW杯の頂点へ登ることを夢見ながら。