ル シネマ

昨日のウッドの仕事で思い切り弾いていたら、右手の人指し指がつってしまった。
あわてて中指一本で弾いたが脂汗が出てきた。
つったまま弾いたのは今回が初めて。
なかなか大人になれなくて。

”バックコーラスの歌姫たち” を見てきた。
原題は20 FEET FROM STARDOM だった。
手前味噌ながら私の曲に”STAR”という曲がある。
それには、”星は遠い道 一瞬の幸せ、虚勢と孤独と自由と欲望”とサビで歌った。
6メートルの距離は近いようで遠い。
そんなことをインタビューを交えてのドキュメンタリー映画
まさに私の曲とテーマが同じ。
思えばBEATLES以降コピーしてまで演奏し歌ったのはライチャスブラザースだった。
高2で瀬木君と重田君と3人バンドを組んで。
そのバックコーラスもこの映画に出てきた。
当時ライチャスBはブルーアイドソウルと言われ人気絶頂だった。
一番のヒット曲はUNCHAINDE MELODYだ。
DISCOのチークタイムの定番。
この曲がかかると近くにいる女の子とチークダンスをしてよいのだ。
そして、レイチャールスなどのカバーもやり、R&R、R&B,BALLADと内容も実に豊富だった。
コール&レスポンス
これはバプチスト教会におけるゴスペルのやり方。
たとえばレイチャールスの”WHAT I SAY”
ハ―アァとレイが唄えばバックコーラスのレイレッツが受ける。
ノルじゃないですか。
TELL ME WHAT ISAY ”TELLME WHAT ISAY”
永遠と続く。
子供の頃よく耳にしたアンチェインマイハートなどもコール&レスポンスだった。
BEATLESのYOU'VE GOT ALOSE THAT GIRLもCALL&RESPONCEだった。
やはり私が影響を受けたのはゴスペルから派生した音楽だった。
レイチャールスが受け入れられたのは、このゴスペル色とC$W調の要素と洗練されたジャズ色があったからだと思う。
少し前に上映されたチェスレコードを扱かった映画は、ハウリンウルフやエッタジェイムスなどのブルース色の強いものだった。
黒人臭むき出しのエネルギー満載の歌。
これはこれでイカしているのだがもう少し、近しい感じが望ましい。
ということでレイやスティ―ビーの洗練されたものに、売れる要素が詰まっていた。
あとはびっくりするのはアイク&ティナターナーのバックコーラスのアイケッツ。
ティナターナーの大股開きダンスに付き合い、尚且つコーラスもする。
レイレッツにアイケッツ、アメリカンポップスの代表コーラス隊であります。