アレックス ブレイク

ベーシストでアレックス ブレイクがいる。
ネットで検索したがあまり出ていない。
超一流と言うわけではないが、それなりに活躍している。
私の一番印象に残っているのは、マンハッタン トランスファー絶頂期のサポートで来日したことである。
その当時はスタンリークラークで有名になった、アレンビックのエレキベースを弾いていた。
ネック(指板)はボディーに付ける(セットネック)ではなく、弦巻きからストラップピンまで続くスル―ネック。
このスル―ネックの特徴は音がよく伸びる、サスティンがいいということである。
この構造が一時はやりYAMAHAも作った。
当時次々に閉鎖されたボーリング場のレーンを大量にひきとり、それでスル―ネックを作りBBシリーズでよく売れた。
私もBB2000を持っていた。今は人に譲って手元にはない。
私の記憶ではアレックスはパナマの出身、そのため同郷のビリーコブハム(dr)に引っ張られた。
少しアメリカのMUSICIANと毛色の違うリズムを出していたと記憶している。
そのアレックスのウッドベースの映像を見た。
おそらく、こんな変な弾き方をする人はこのひとだけ。
丁度ボディーのすぐ上あたりに顔があり(座っていると思う)低い方を弾く時、手長猿のようになる。
どう見ても弾いているのではなく、ぶら下がっているようにしか見えない。
そんなに人と違うことしなければ、のし上がって行けないのだろうか。
もちろん、ピッチはバッチリなんだなア。
フレージング、フィルイン、タイム、どれをとっても変だ。
型破りなアレックスに脱帽。