イイ夫婦の日

ここ何年か呼ばれなかったが歌手のNさんのディナーショーの仕事をしてきた。
Nさんとは私がSWING FACEというフルバンドで仕事をしていた時からだから、20年前位からの付き合いだ。
昨年の朝日新聞の人という欄にも取り上げられていた。
御年66才にしてにわかに売れ出している。
昨日のステージ上での話によると、新曲が関西地区の有線放送で一位になったとか。
たしかこのグランドパレスホテルの第一回のディナーショーから私は伴奏してきた。
その時からイイ夫婦の日にショーをするのが慣例になっている。
当時とはお客さんの数、質(失礼!)とも全然違っている。
レコード関係者の怪しげなヒソヒソ話が行われ、興行主や業界関係の売り込みなど、たくさんの人でごった返している。
もっともびっくりしたのは、ギターが数段うまくなっていることだった。
彼は作曲もし、自作曲も数多い。
伴奏した素直な感想を言うと、どの曲も嫌な部分がなくとても自然に流れる。
メロディーとコード付けの関係もスムーズでフォーク、ニューミュージック系の人が作る感じがする。
彼も弾き語りするし、フォークもかつて歌っていたから、そういうバックグランドがあってのことだろう。
今回の関西で支持されている曲も無駄を排除したよく練られた曲である。
たいしたもんだなーと感心してしまった。