七夕

七夕になると毎年頭をよぎることがある。

花火を吸い込む 夜空は
いつしか満天の星
星空を追いかけて あなたのあとから歩く

何も言わなくてもいい 
ただそばにいるそれだけ
ひたすらに 追いかけて あなたと星めぐり

あなたがとても好きなんです
わけなどないけれど
気持ちをあなたに伝えます
心の余裕があったなら
少しだけでいいから わたしを愛してください

これは星めぐりという曲である
2番では
織媛と彦星のきれいな恋のお話
と続く。
作詞、作曲、歌、は西嶋三重子
彼女とは若い頃一時音楽活動を一緒にしていたことがある。
池上線という歌謡曲っぽい大ヒットソングがある。
そういえば私の結婚式でメンバー全員で来てミーちゃん(彼女のニックネーム)とバンドで演奏した。
その時もこの曲すきということで、星めぐりを歌ってくれた。
なんとも初めて読んだ恋愛小説のような歌詞じゃないですか。
このピュアーな気持ちを曲にして歌う彼女はとても才能豊かなひとだった。
その後ワーナーの作家になったと聞いていたが、今どうしているのだろう。
数年まえテレビ東京の懐メロ番組で見かけたが、私は演奏者で次々に演奏しなければならなかったので、話せなかった。
この季節になると、オリヒメとヒコボシのきれいな恋のお話の西嶋三重子を思う。