映画見てきた

ここ2、3カ月気になっていた映画を観てきた。
ジョージハリスンのLIVING IN The MATERIAL WORLD。
ビートルズは私の音楽の原点だし、人生を変えたグループである。
1964年小学校6年生のすこしオマセな少年の心を奪った偉大なバンド。
それ以来すべてのアルバムを聞きまくり、青春時代の先導者だった。
中学時代はクラスの謝恩会で歌い、文化祭で歌い、須賀神社で歌い、音楽だけではなく、生きるということまでも影響されていた。
同じようなスーツとブーツ。
少し長めの髪。とにかくロングヘアーというだけの理由でNHKにはビートルズは出られなかった。
そんな時代だった。
さて、この映画だが私の第一番に感じたことは、ユーモアのセンスに溢れ、豊な心を持ち、おおらかだったなあと。
それと悪ガキだったビートルズは実はとてもまじめで、音楽、人生について深く考えていたんだなあと。
あの明るさと勢いと不良っぽさにいちコロだった。
が、生きるということ、人生について、幸福、宗教、或いは死について、実にまじめに取り組み、堕落することなく最後まで音楽に向かいあっていた。
彼が目指していたハリクリシュナについてはよくわからない。
ラビシャンカールもよくわからない。
だがジョージいたればこそインド音楽シタールという楽器、タブラという太鼓などを知ることができた。
その世界最初のチャリティーコンサート、バングラデイッシュのために歌い、演奏しとても力に溢れていた。
ビートルズ以降のジョージのアルバムも全部持っているが、そのある種理解しがたい精神性を初めて理解できた。
最後に1970頃のアナログの録音だが、ソウルフルでスピーディで音節がはっきりとしていて、感覚重視というイメージが壊れ、みな実に優秀なプレイヤーだった。
ビートルズはライブでも最低演奏水準をクリアーし、今きいてもみんなうまいし、情熱的なプレイで感動した。

また7日にジャズライブで知り合った23才のドラマーはすばらしかった。
22日にまた一緒になる。楽しみだ。
ジャズだけではなくレゲ、アフリカ、ラテン、サルサ、サンバなどにも詳しければ、私のバンドもできるのだが?
楽しみにしておこう。