エリザベスサンダ―ズホーム

昨日のMUGENにはBASSISTのジョージが来た。
ジョージはまさに見た目は黒人。
しかし日本語しかできない。
好物は鮭定食といった実に日本人。
私の知っている中ではもう二人いる。
バーナードとジミー。
バーナードはドラム、ジミーはトロンボーン
この3人は皆黒人にしか見えない。
中でもバーナードは地下鉄や駅で外人が来ると”クマやばい外人がくる、後ろに隠させてくれ”。
ジミーはトロンボーン1本で家まで建てた実力者。
今でもフルバンド編成の時などはよく一緒になる。
彼等は太平洋戦争時の進駐軍の兵隊達の落し子たちだ。
そんな子供たちがわんさかいたのはまぎれもない事実だ。
大磯で2千人にものぼる捨てられた混血児をひきとり育てた沢田美喜
彼女はかの三菱財閥岩崎弥太郎の孫。
そう言えば彼女のことをみんなは親しみを込めてママと呼んでいた。
何年か前テレビで土屋アンナとジョージとバーナードが映っていた。
たしか土屋アンナが混血である彼等に興味を持ってエリザベスサンダ―ズホームのことなどを聞きたかったということだった。
3人共日本語で会話していたがルックスはまるで派手な外人だった。
その話も昨日ジョージとした。
彼等3人とも明るく、人情もろく楽しい連中だった。
来月またバーナードを連れて来ると約束してくれた。
当然ジョージは私のイタリア女を弾かせろと、そしてNOW THE TIMEを実に楽しそうに弾いた。